RE-DOING

2017年09月14日

昨日は仕事(仕事は遊び)から家路に着いたのは深夜1:00。レッドブルの飲み過ぎで寝れない僕は、一つの動画に出会いました。



[終わらない人 宮崎 駿]



70分の動画なので、ある程度長いし、音声が途中で何回か途切れますが、気になる方は是非観てください。



「風立ちぬ」で、引退を表明した宮崎さん。



その後を追った動画でした。



気にならなくてこの動画を観なかった方は、この先の文章が意味が分からないかもしれませんが、観させていただいて思ったこと感じたことを今日は書きます。


僕が知る限り最高にいい笑顔と

気に入らないものは気に入らないと言える心を持つ人。




世間の目を気にして、


気に入らなくても黙っている凡人とは違い


大胆すぎるくらい正直。




世間には嫌われるかもしれないが、そこが好き。



作りたいものを作り続け、



何回も壁にぶつかって、



それでも乗り越えてきたからこそ出来る事だと思います。





その乗り越えるとは、僕は「やり直し」だと思っていて、


モノを創る者として一番めんどくさいであろう






「やり直し」







動画内でも幾度となく繰り返される「やり直し」




納得いくまで繰り返される「やり直し」




感動しました。










実は、そんな「やり直し」について色々考えるようになったのは、


このINKラックを作った時から。



お店を作る時に、NIPPERに協力して作ったモノなんですが、

当店のど真ん中に配置されています。



こいつにデザインされたFLYING INKなんですが、



実は、「やり直し」の繰り返しから生まれたラックなんです。



ラフ画を描き、ようやく本番。



まず白ベタを塗ってから始め、


上からブラックのラインで仕上げていったんです。



そのあと、風合いを出す為にヤスリで削り出していきました。




ある程度完成に近づいた時から気付き始めたんですが、

駄作、クソ駄作。



全部描いた後に、ヤスリをかけた為、ブラックのラインが削れすぎて何が何だか分からないしインパクトが無い。




気分は最悪。




かなりの時間をかけたし、オープンまで切羽詰まっていたので、



「勘弁してくれよ。。。。」って感じ。




やはり人間なんで、最初はこれを、どうごまかそうか考えました。



今考えると情けない話です。




でも、これは店の顔。


諦めるわけにはいかない。




一日置いて、スーパー嫌でしたが「やり直し」





そこからまた何日か描き続け




出来上がった時






気分は最高でした。




失敗した分もう「やり直し」したくないという気持ちと、



絶対この店の顔にしてやるという気持ちで「やり直し」をしたこのインクラックは、



オープンしてから1年4ヶ月ぐらいたった今でも、



僕の中では色褪せる事がなく、お気に入りです。







作る人なら分かるであろう一番嫌な「やり直し」




その「やり直し」の数が半端じゃない宮崎さんを猛烈に尊敬します。






なかなか出来る事じゃない。








そりゃ、あんだけ「やり直し」ができたなら、












そりゃ上手いはずだわ。








DIRTY JOKE&CO.

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